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ダメだ。
今作ってる手書きMADは『可愛い絵』を描かなきゃダメなのに、
『格好いい絵を描きたい症候群』発病だ。
今スゴいイライラしてるからきっとそのせいだ。
可愛い絵を描く余裕がない。グロ成分が足りてない。
胃の奥にドス黒いもんが溜まってる。吐き気がする。
吐き出したくても存在しねぇから吐き出せねぇ。
何もないのに心拍数が上がる。
内臓が痒い。血が疼く。思考が纏まらない。
息が苦しい。絞められていない首が絞まる。
寒くもないのに体が震える。
何もかもを壊したくてたまらない。
ありえなかった幼い幸福の夢を見るせいだ。
愛情も、友情も、信頼も、俺には無縁のものなのに。
父親は「正義の味方」が好きだった。俺にそれを求めた。
ルール。常識。倫理。分かるわけもない時分から教えられた。
自分たち大人と同じであることを求められた。子供ではいられなかった。
上手くやれなければ殴られた。失敗すれば締め出された。
あらゆる罵倒を受けた。否定され、拒絶され、自分に価値はないと知った。
いつか本物の親が迎えに来てくれると信じていた。信じなければ壊れそうだった。
そうでないなら死にたいと思った。殺してくれと思った。
それが当然だと思っていた。他の子もそうなのだろうと思っていた。
けれど、ルールと常識を正義とし、当然だと思う子供は自分以外にいなかった。
親からの手酷い暴力も、罵倒も、ありえないと言われた。
気味悪がられ、遠ざけられ、気付けば一人ぼっちだった。
それを両親に言えばお前が悪いと言われた。ああ俺が悪いのだと思った。
ただ自分を責めた。上手くやれない自分を、悪者の自分を。
正義の味方は周囲で、悪魔は俺だった。
四方八方敵だらけ。いつだって悪いのは俺だった。
押し付けられた必要悪だった。知っていた。それでも足掻いた。
足掻くたびに傷ついて、もっと悪人扱いされた。
嫌な事件は全て俺が犯人ということにされた。
誰それを苛めた、何処そこに悪戯をした、それを見たという奴まで居た。
否定の言葉を、誰も聞こうとはしなかった。
親はおろか同級生からも否定と拒絶を受けた。
偽善も、裏切りも、日常茶飯事だった。悪魔に仲間は居なかった。
座っていれば悪意の噂話を聞こえるようにされ、歩けば後ろ指を差されて嘲笑された。
周囲の為すことは全て是であり、俺の為すことは全て否だった。
どうすることも出来なかった。俺は悪者だった。悪いのは俺だった。
正義の味方になるはずが悪魔。自分は失敗作の欠陥品だった。
弟たちは普通に友達を作って楽しくやっていた。哀しかった。
どれほど哀しくても、どれほど憎くても、弟を憎むわけにはいかなかった。
叩き込まれた正義の倫理観が邪魔をする。
何度も何度も殺したいと願い、一度は手にかけかけたのに。
弟の首を絞めた時のあの感覚。脈動、呼吸、歪んだ快楽。覚えている。
今でも思う。どうして、どうしてあの時殺さなかった。
憎くてたまらない人間を、あの頃に全て殺しておけばよかった。
けれど、歴史を変えてあの頃から今までを幸福に改変できるとしても、俺はそれをしない。
そんなことをしたら、俺が今まで苦しんできた意味が消える。
苦しみ続けた半生を、否定はしない、させない。
積もり積もったこの負の感情の全てを、否定するわけにはいかない。
悲劇の英雄でも、孤独な魔王でもない。
自分の物語の主役にすらなれない、憎まれ役のちっぽけな悪魔。
憎しみと怒りと哀しみを溜め込むだけの、力のない悪魔。
そんな悪魔にすらなれない、ただの出来損ないの人間。
錘付きで泥の底、絶望に溺れ破滅の欲望に身を焦がす。
今作ってる手書きMADは『可愛い絵』を描かなきゃダメなのに、
『格好いい絵を描きたい症候群』発病だ。
今スゴいイライラしてるからきっとそのせいだ。
可愛い絵を描く余裕がない。グロ成分が足りてない。
胃の奥にドス黒いもんが溜まってる。吐き気がする。
吐き出したくても存在しねぇから吐き出せねぇ。
何もないのに心拍数が上がる。
内臓が痒い。血が疼く。思考が纏まらない。
息が苦しい。絞められていない首が絞まる。
寒くもないのに体が震える。
何もかもを壊したくてたまらない。
ありえなかった幼い幸福の夢を見るせいだ。
愛情も、友情も、信頼も、俺には無縁のものなのに。
父親は「正義の味方」が好きだった。俺にそれを求めた。
ルール。常識。倫理。分かるわけもない時分から教えられた。
自分たち大人と同じであることを求められた。子供ではいられなかった。
上手くやれなければ殴られた。失敗すれば締め出された。
あらゆる罵倒を受けた。否定され、拒絶され、自分に価値はないと知った。
いつか本物の親が迎えに来てくれると信じていた。信じなければ壊れそうだった。
そうでないなら死にたいと思った。殺してくれと思った。
それが当然だと思っていた。他の子もそうなのだろうと思っていた。
けれど、ルールと常識を正義とし、当然だと思う子供は自分以外にいなかった。
親からの手酷い暴力も、罵倒も、ありえないと言われた。
気味悪がられ、遠ざけられ、気付けば一人ぼっちだった。
それを両親に言えばお前が悪いと言われた。ああ俺が悪いのだと思った。
ただ自分を責めた。上手くやれない自分を、悪者の自分を。
正義の味方は周囲で、悪魔は俺だった。
四方八方敵だらけ。いつだって悪いのは俺だった。
押し付けられた必要悪だった。知っていた。それでも足掻いた。
足掻くたびに傷ついて、もっと悪人扱いされた。
嫌な事件は全て俺が犯人ということにされた。
誰それを苛めた、何処そこに悪戯をした、それを見たという奴まで居た。
否定の言葉を、誰も聞こうとはしなかった。
親はおろか同級生からも否定と拒絶を受けた。
偽善も、裏切りも、日常茶飯事だった。悪魔に仲間は居なかった。
座っていれば悪意の噂話を聞こえるようにされ、歩けば後ろ指を差されて嘲笑された。
周囲の為すことは全て是であり、俺の為すことは全て否だった。
どうすることも出来なかった。俺は悪者だった。悪いのは俺だった。
正義の味方になるはずが悪魔。自分は失敗作の欠陥品だった。
弟たちは普通に友達を作って楽しくやっていた。哀しかった。
どれほど哀しくても、どれほど憎くても、弟を憎むわけにはいかなかった。
叩き込まれた正義の倫理観が邪魔をする。
何度も何度も殺したいと願い、一度は手にかけかけたのに。
弟の首を絞めた時のあの感覚。脈動、呼吸、歪んだ快楽。覚えている。
今でも思う。どうして、どうしてあの時殺さなかった。
憎くてたまらない人間を、あの頃に全て殺しておけばよかった。
けれど、歴史を変えてあの頃から今までを幸福に改変できるとしても、俺はそれをしない。
そんなことをしたら、俺が今まで苦しんできた意味が消える。
苦しみ続けた半生を、否定はしない、させない。
積もり積もったこの負の感情の全てを、否定するわけにはいかない。
悲劇の英雄でも、孤独な魔王でもない。
自分の物語の主役にすらなれない、憎まれ役のちっぽけな悪魔。
憎しみと怒りと哀しみを溜め込むだけの、力のない悪魔。
そんな悪魔にすらなれない、ただの出来損ないの人間。
錘付きで泥の底、絶望に溺れ破滅の欲望に身を焦がす。
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