はるかぜにはなひらくことをゆめにみて。

アヴリル・ヴァン・フルール
Avril Vent Fleur
五月、風、花

彼女は咲けたんでしょうかね。氷の女王時代は凍てついてたはずだし。
幸せになる前にループしてしまうとかもうね…。
いや、ディーンと旅してて幸せだったってのは確かなんだろうけども。
ずっと一緒にいたいと、願わなかったはずないと思うんだけどなぁ。
最期、ディーンが仲間の制止振り切ってアヴリルを追いかけて、
アヴリルが次元の乱気流に飲み込まれたときにディーンも一緒に飲み込まれたりして、
そしたらどんな形にしろループは断ち切れたんじゃないかとか、思うわけですよ。
それはきっとアヴリルが望むカタチではないのかも知れんけど。
でも、ディーンにはそれぐらいして欲しかったなぁと。

歴代WA主人公で、ディーンだけ苦悩とか絶望とか挫折とかしてねぇんだよ。
ロディは自分が人間じゃないことを知って夢に閉じこもった。
アシュレーは色々悩むし、焔の災厄の力に飲み込まれかけた。
ヴァージニアは渡り鳥の理想を甘いと一蹴されたり、父親と決別したり。
ジュードは生まれ育った村が崩壊するわ、母親が目の前で死ぬわ。
クラリッサは、人々を守るために大嫌いな嘘をついて人々を騙すことに苦しみ…。
ディーンにはそれがない。強いて言えばナイトバーンが理想と違ってたとかその程度。
かと言って、全てを捨ててなりふり構わずってのもない。
なんつーの？中途半端な熱血？作中、成長はしてるんだろうけどさ。
考え方に変化はあっても、精神的な成長を感じない。
最初っからコンセプト？行動理由？がはっきりしすぎてて、WAのキャラとして気持ち悪い。
真っ直ぐな人間は人を惹き付けるって部分では
ヴァージニアとそんなに変わらないんじゃないかとも思うんだけど、
良くも悪くも、精神が強すぎる。悩むって描写が無いだけでこんなに気持ち悪いとは。
ま、お仲間がご丁寧にアドバイスとか誘導とかしてくれちゃうのもあるんだけどな。
こいつ本当に自分で悩んで考えて行動したことあんのか？って感じ。
WAはキャラが苦悩しながら成長していく様が見所だというのに…。

歴代WAキャラ、敵味方ひっくるめて嫌いなのディーンと嫉妬小娘だけだよ俺。
あと歴代WAキャラで名前言う気しないの嫉妬小娘だけだよ俺。
あーもー嫉妬小娘うぜー、アヴリルがディーンに意見するたび反論すんのやめぇやお前ー。
結局ディーンがアヴリルに同意してる様はざまぁとしか言いようがねぇ。