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本日の弟1(17)との会話。
俺(´・ω・`) 弟(-ω-)
コンコン
(´・ω・)「はーい?」
( -ω-)「入るよー」
(´・ω・)「はいはい。なんぞ?」
( -ω-)「ケロロ貸して。コレやる」
つ○ ミルクたっぷりとろりんシュー(¥105)
(´・ω・)「読んでいいよあんがと。でもいくつか抜けてるよ」
(´-ω-)「3巻がない…」
(´・ω・)「最近読んだ気がするんだけどねー、どっかいっちゃった」
( #-ω-)「…チッ。じゃ」
(´・ω・)「はいはい」
糸冬了。
普段は話もしないナンテコッタイな兄弟です。
仲は良いとか悪いとかっつー以前の問題でもはや他人。
英雄なんかいないということを知っている。
王子様にはなれないということを知っている。
小さい頃から知っていた。何度もそのその存在を望んだ。
いつか絶望からの救いが訪れるという理想。闇は晴れないという現実。
本当の両親がどこかにいるという理想。そんなものいないという現実。
それでも。脳内に創造した世界で傷を癒した。
現実では癒せない現実でついた傷を、夢の世界で癒した。
夢の世界なら英雄で王子様。
救いの英雄を求める必要のない、完璧な存在。
けれどもそれは夢だ。夢はいつか覚める。現実にはなり得ない。
目が覚めれば、待っているのは辛い現実。
孤独な世界、無力な自分。希望なんか見えない、絶望の世界。
夢で見た希望の王子様とのあまりの差が、更なる絶望を生む。
それでもまた夢を見る。光の英雄になる夢を。
繰り返し夢見た先に、深くなる現実の自分への絶望。
比例して強くなる理想への渇望。理想の理想化。
完璧であることで他人に拒絶されるならそれさえ受け入れよう。
完璧になるために友を失うというなら他者との関係全て断ち切ろう。
自分が望むものにさえなれればそれを再び得ることなど容易いのだから。
他者を隷属し従える圧倒的な力。幸福を得られる力。
他者を嘲ることが出来る力。絶対たる力。決して得られぬ力。
英雄にはなれないと知っている。
王子様にはなれないと知っている。
自分が特別な人間ではないと知っている。
絶対たる力を得ることなど出来ないと知っている。
それが夢だと知っている。
発生確率0の事象要求をしても、何も変わらない。
だから俺は発生確率0の事象を望まない。
自分は其れを要求しても何も起こらない存在だと自覚している。
だが、可能性事象と時間軸を歪めてまでも
「決して起こらないはずの事象」を発現させる事が出来る存在が――
歪めた結果がどうなろうと構わない暴虐なる存在がいたとしたら?
――嗚呼、其れを神というのだろう。
俺(´・ω・`) 弟(-ω-)
コンコン
(´・ω・)「はーい?」
( -ω-)「入るよー」
(´・ω・)「はいはい。なんぞ?」
( -ω-)「ケロロ貸して。コレやる」
つ○ ミルクたっぷりとろりんシュー(¥105)
(´・ω・)「読んでいいよあんがと。でもいくつか抜けてるよ」
(´-ω-)「3巻がない…」
(´・ω・)「最近読んだ気がするんだけどねー、どっかいっちゃった」
( #-ω-)「…チッ。じゃ」
(´・ω・)「はいはい」
糸冬了。
普段は話もしないナンテコッタイな兄弟です。
仲は良いとか悪いとかっつー以前の問題でもはや他人。
英雄なんかいないということを知っている。
王子様にはなれないということを知っている。
小さい頃から知っていた。何度もそのその存在を望んだ。
いつか絶望からの救いが訪れるという理想。闇は晴れないという現実。
本当の両親がどこかにいるという理想。そんなものいないという現実。
それでも。脳内に創造した世界で傷を癒した。
現実では癒せない現実でついた傷を、夢の世界で癒した。
夢の世界なら英雄で王子様。
救いの英雄を求める必要のない、完璧な存在。
けれどもそれは夢だ。夢はいつか覚める。現実にはなり得ない。
目が覚めれば、待っているのは辛い現実。
孤独な世界、無力な自分。希望なんか見えない、絶望の世界。
夢で見た希望の王子様とのあまりの差が、更なる絶望を生む。
それでもまた夢を見る。光の英雄になる夢を。
繰り返し夢見た先に、深くなる現実の自分への絶望。
比例して強くなる理想への渇望。理想の理想化。
完璧であることで他人に拒絶されるならそれさえ受け入れよう。
完璧になるために友を失うというなら他者との関係全て断ち切ろう。
自分が望むものにさえなれればそれを再び得ることなど容易いのだから。
他者を隷属し従える圧倒的な力。幸福を得られる力。
他者を嘲ることが出来る力。絶対たる力。決して得られぬ力。
英雄にはなれないと知っている。
王子様にはなれないと知っている。
自分が特別な人間ではないと知っている。
絶対たる力を得ることなど出来ないと知っている。
それが夢だと知っている。
発生確率0の事象要求をしても、何も変わらない。
だから俺は発生確率0の事象を望まない。
自分は其れを要求しても何も起こらない存在だと自覚している。
だが、可能性事象と時間軸を歪めてまでも
「決して起こらないはずの事象」を発現させる事が出来る存在が――
歪めた結果がどうなろうと構わない暴虐なる存在がいたとしたら?
――嗚呼、其れを神というのだろう。
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Re:そうさ。
その理想の世界に自分がいたらいいのになァって言う。
俺ぁどっちかっつーと物語の中に自分を創る人なのかね。
自分でなくなるというわけではなく、理想の自分を。
どう見ても自意識過剰です本当にありがとうございました。
俺ぁどっちかっつーと物語の中に自分を創る人なのかね。
自分でなくなるというわけではなく、理想の自分を。
どう見ても自意識過剰です本当にありがとうございました。