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「あんたたち5人のせいで、ずっと苦しかった」
左手首を強く掴む。
リストバンドの下の無数の傷痕。
苦しさと苛まれた日々の、束の間の充足の証。
血は涙の代わり。
流血のカタルシス。
「でも、これで」
眠れぬ夜。流れる血。悪夢のような日々の終わりがようやく訪れた。
それは、自分を苦しめた者たちの死。
他者との望まない接触を強制されることの無い日々の訪れ。
正気の沙汰ではない狂った開放感に、酔う。
「――やっと、安心して眠れる」
この舞台のことを、ふと思い出す瞬間がある。
今ならもっと上手くやれると思う、この役…。
当時、こずえと俺は同調しすぎてたんだよな。
…まぁ睡眠障害の自傷癖って俺がモデルだし。
役者と役が近すぎると、役者の色が色濃く出てしまうわけで。
その役の感情もうまく分からなかったりするわけで。
自分が自分でよく分からない部分は分からないからな。
当時は死んでしまった連中のことを本当に恨んでたって感じでやってたんだけど
今思うと、本当はコイツは羨ましいと思っていたのかもしれないなと。
本当は5人組を見てあんな風になれたらいいなとは思っているんだけど、
自分のキャラじゃないし、どうすればいいかもわからない。
だから自分にできないことを当たり前のようにしてしまう優たちに、
ある意味憧れて、そして嫉妬していたのかもしれない。
そんな憧れを持っていることを自分で認められない。
(当時の俺のプライドの高さは異常だった。今もだが)
それに気付かずにこずえに触れようとしてくる優。
学校というルールだらけの場所では逃げることも出来ないで、
いつの間にか嫉妬と羨望が怒り憎しみに変わってしまったんじゃないか。
そしてその行き場のない怒りを自傷という形でしか晴らせなかったんじゃないか…。
そんなことを今になって考えるわけで。
救われないが故に全道を逃したラストシーン。
現れた4人の姿はこずえには見えなくて、
優は4人が現れた瞬間彼女らしか目に入らず海の彼方へ消えるみんなを追おうとする。
突然海に入ろうとする優を訳が分からず止めるこずえ。
みんなの名を泣き叫びながら崩れ落ちる優。そして幕下り。
確かにこれじゃあ、優もこずえもひとりぼっちのままだ。
最後の時、こずえに南たちの姿が見えて声も聞こえていたとしたら?
優に『ずっと友達だよ』、こずえに『優をよろしく』と言っていたとしたら。
あるいは優が南に笑って『大丈夫だよ』と言って、
消えるのを見届けた後にこずえに向き直って『よろしく』といったなら?
正直、俺にはそれくらいしか2人を救う方法が思い浮かばない。
どう思う、リン?
…まぁ、昔の話だから今さらどうこうってのもないけど。
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今でも考える。
その舞台のことは、今でもふと考える。
私の理想はデスね。
「私を一人にしないで!!」
ゆうの、その泣き叫ぶ台詞の後に
こずえに
「・・・私を一人にしないで!」
と言って欲しかった。こずえに言って欲しかった。
こずえに泣き崩れて欲しかった。
そして、ゆうがそれに気がつき、
泣き叫ぶのをやめ、振り返って、こずえを見る。
嗚呼そうだ。私は一人じゃない。ってゆうに気づいてもらう。
その二人の姿をみて、南が微笑んで、うなずいて、
後ろを向いて、去る。
たっぷり時間をかけてそのシーンをじっくりやってもらいたい。
そのシーンだけで5分くらいかけていいくらい。
今でもずっと創りたいと思ってる。
ゆうのみなみたちからの離別と、
こずえの素直な気持ちと、
みなみたちの、嗚呼、大丈夫だ。ゆうもこずえのちゃんと生きていける。っていう安心とが、
伝わるんじゃないだろうかと。
思うのですよ。
でも、南の「ゆうをよろしく」はちょっと欲しいかも。
南はきっと、こずえのことが嫌いだったよ。
私の勝手な設定では、みなみとこずえは似たもの同士で、
たまたまこずえより南のほうがさきにゆうと仲良くなっただけで。たまたまちょっとみなみの方が周りにうまくとけ込めただけで。
だから、あんまり南は他の3人との接点、会話が少ないわけで。。。
だから、まるで自分を見ているようで、怖いっていうかそんな感情がこずえに対して、あったんじゃないだろか。
ゆうとこずえの仲に対しての嫉妬とか不安とか。
こずえが来たら、自分はいなくなってしまうのだろうか
って、、、、
でもだからこそ、今までごめんね。っていう気持ちと、よろしくね、っていう気持ちが、あるといいなぁって。
あの本は大好き。
だから、なおしてもう一度やりたい。
今でも時々考える。
本気でN島さんにこの案を送りつけてやろうかと(笑
見つめなおすって大切なこと。
あの頃の自分てどうだったのかなって考えるのってすごく勇気がいるけど、すごく大切。
舞台に真剣に取り組むって、その瞬間にも未来でもとてもプラスになるね。
まぁ・・・Nさんの力だったのかなぁ。敵わないなぁホント;
私の案はいかかです?こずえさん。
あ、ちなみに『遊』だぜこずえさん☆( ̄ー ̄
私の理想はデスね。
「私を一人にしないで!!」
ゆうの、その泣き叫ぶ台詞の後に
こずえに
「・・・私を一人にしないで!」
と言って欲しかった。こずえに言って欲しかった。
こずえに泣き崩れて欲しかった。
そして、ゆうがそれに気がつき、
泣き叫ぶのをやめ、振り返って、こずえを見る。
嗚呼そうだ。私は一人じゃない。ってゆうに気づいてもらう。
その二人の姿をみて、南が微笑んで、うなずいて、
後ろを向いて、去る。
たっぷり時間をかけてそのシーンをじっくりやってもらいたい。
そのシーンだけで5分くらいかけていいくらい。
今でもずっと創りたいと思ってる。
ゆうのみなみたちからの離別と、
こずえの素直な気持ちと、
みなみたちの、嗚呼、大丈夫だ。ゆうもこずえのちゃんと生きていける。っていう安心とが、
伝わるんじゃないだろうかと。
思うのですよ。
でも、南の「ゆうをよろしく」はちょっと欲しいかも。
南はきっと、こずえのことが嫌いだったよ。
私の勝手な設定では、みなみとこずえは似たもの同士で、
たまたまこずえより南のほうがさきにゆうと仲良くなっただけで。たまたまちょっとみなみの方が周りにうまくとけ込めただけで。
だから、あんまり南は他の3人との接点、会話が少ないわけで。。。
だから、まるで自分を見ているようで、怖いっていうかそんな感情がこずえに対して、あったんじゃないだろか。
ゆうとこずえの仲に対しての嫉妬とか不安とか。
こずえが来たら、自分はいなくなってしまうのだろうか
って、、、、
でもだからこそ、今までごめんね。っていう気持ちと、よろしくね、っていう気持ちが、あるといいなぁって。
あの本は大好き。
だから、なおしてもう一度やりたい。
今でも時々考える。
本気でN島さんにこの案を送りつけてやろうかと(笑
見つめなおすって大切なこと。
あの頃の自分てどうだったのかなって考えるのってすごく勇気がいるけど、すごく大切。
舞台に真剣に取り組むって、その瞬間にも未来でもとてもプラスになるね。
まぁ・・・Nさんの力だったのかなぁ。敵わないなぁホント;
私の案はいかかです?こずえさん。
あ、ちなみに『遊』だぜこずえさん☆( ̄ー ̄